はじめの感情
前回のブログ(→ここをクリック)で、怒りは二次的感情だよーと書きました。
悲しみや寂しさ、心配などは一次的感情と言われます。
じゃあ、一次的感情の前にある感情(?)は、なんだろう(*’ω’*)?
*******
不安・愛、始まりの感情は2つ、というのがチルルMumのideaです。
悲しみや寂しさ、心配や怒り、それらは、不安…が根本にあります。
慈しみや優しさ、希望や清らかさ、それらは、愛…が根本にあります。
あらゆる感情や思考・言動を遡っていくと、始まりには愛か不安か、ある気がしています。
*******
何かを選択しようとするときに、多くの思考、感情が湧いてきます。
その結果、選択肢は一つに思われたり、たくさんあるように思われたりします。
最終的に、何かしらの選択をして、行動することになりますが、その過程でも小さな選択を積み重ねています。そういった小さな選択を含め、不安か愛か、どちらかの感情を選択しているのです。
*******
不安と愛、どちらを選んだとしても、魂的にはオッケー!!
むしろ、不安由来の選択をする方が、人として自然(簡単)だったりします。
なぜ自然なのか?たぶん、愛を知る(思い出す、実感する)ためには、その反対の不安を知ることが必要だからです。
あらゆる不安に基づく感情や思考、選択や行動、その結果を経験をすることが、魂の目的でもあるからです。あ~これじゃない、私の知っている世界は・・、という発見を繰り返し経験することで、本来の自分を見つけていく、実感していくことが、魂の目的だからだろうなぁ、と思っています。
*******
つい数日前、象徴的な出来事がありました。
他の専門家と相談を受けるイベントに参加しました。
ある女性がいらっしゃいました。私たちが、彼女に会うのは、2度目で、よく覚えていました。
というのも前回、初めに私に相談をされて、穏便に終わり、その後に法律の専門家に相談されて、泣け叫び罵倒しながら、お帰りになったからです。
前回の例があるので、メンバーは緊張の面持ち&警戒の様子でした。
今回も、私のところに最初にいらっしゃったので、
「ん~なんだか、前にもお会いしたことありますね?
でも、今日は前よりも顔色が良いかな?少しはあれから解決できましたか?
今日はどうされました?」
と笑顔で、声を掛けました。
家庭の事情やトラウマや劣等感等の感情、将来への不安等を打ち明けられて、相談に乗るも・・
「まぁ、自分ひとりで変えられることは簡単ですが、他人を変えることは出来ないからね~」
何も解決しなかったのですが、心が少し軽くなったようでした。
そのまま、法律の専門家に引きついで、10分後・・隣からヒートアップした声が聴こえるではないですか。
ちょこっと覗くと、彼女が怒りも露わに攻撃しています。周りは、遠巻きに見てるだけ。
あーあ、、と思って、
「どうしたんですか?大丈夫? あんまりカッカしても、善いようにならないよ?ほら、眉間にしわが寄っちゃって・・」
話しかけると、ハッと我に返られて、「大丈夫」と席を立って、笑顔でお帰りになりました。
その時に、感じました。
鏡の法則だなって。
自分でいうのも何ですが・・私は彼女に負の感情は一切なく、警戒心も一切なく、ただ純粋に、苦しい心が軽くなればいいなぁと思って、事情を聴いて、友人のようにアドバイスをしました。
他の専門家は、まず警戒心があって、彼女と同じように自分を鉄壁のガードして、必要最小限の発言で応対したのだと思います。
愛と不安、どちらを根源とする感情や思考・言動を選択するのか?
その選択は、自分にどう影響し、周りにどう影響し、それとも影響しないで、どのような結果をもたらすのか?
多くの場合、不安に基づく方が容易で選択される傾向がありますが、その結果は、やはり不安の域をでません。
愛に基づく選択は、ときに困難で、ときに反社会的な評価を受け、ときに批判を受けますが、その結果は、満たされるものである気がします。
*******
不安に基づく選択をすれば、不安が還ってくる。
愛に基づく選択をすれば、愛が還ってくる。
*******
そう聴くと、愛に基づく選択をしなきゃ!損!!不安!!って、心に浮かぶこともあるかもしれません。
そういう時には、大きなことに目を向けないで、日々の小さな選択にフォーカスして、ちょっとしたことから、いつもとは異なる選択をしてみることです。
例えば・・こんなことから。
・扉の開閉に手を添えてみる
・家族で食事をするときに、より良い方を自分以外にあげる
(←今日私は、Yuにローストビーフ1枚多くあげました!!( *´艸`))
自分の時間やお金を遣うことを誰かにすると、見返りを期待する心も生まれやすいもの・・
それを避けるためにも、小さな自分ひとりで見返りを期待しないで出来ることから試してみるといいかもね(*’ω’*)
*******
みなさんは、電車でご年配の人や妊娠中の人や小さな子どもに席を譲りますか?
どうして譲るんだろう?
どうして譲らないんだろう?
何かのニュースを見て、心がザワザワしましたか?
自分の選択も、他人の選択も、生きるヒントになります。
*******
自分の心の中のずっと奥に、入っていきませんか?
不安の渦巻く世界にあって、静かな不安のない世界が待っています。
このガネッシュヒマールの見る世界は、美しい。
生きていく中で、様々な感情を経験し、傷つき、辛く、悲しい経験をしたとしても、それを否定や排除せず、自分と調和させ、自らの静かで穏やかな澄んだ世界を大切にしていく。
*******
もやっ、いらっ、むかっ、そういう感情が浮かんだら、自分の中にある不安の種を見つけるヒントかもしれません。
その不安の種が、過去や未来、自分以外に関することであれば、何度でも手放して、《いま、自分が、自分の為にできること》それを選択したい
チルルMumは、よく、そう思います。